カイロプラクティックとは

カイロプラクティックとは

カイロプラクティック原理の大きな特徴は、物理的環境のひとつ「重力」を人間の「健康」と関連付けて考えることにあります。

2本足の直立姿勢(直立二足歩行)の人間の体は、不安定で、さらに重い頭をタテ軸の頂点で支えるため、重力の影響を大きく受けています。そこで人類は脊椎・骨盤を中心とする筋骨格系で支え、さらに神経系を発達させることで身体の安定性を保とうとしました。
事実、人類は、素晴らしい感覚神経と運動神経を発達させましたが、その代り、重力の影響による負荷や、身体の不安定さに起因する背骨の歪みや障害などは、健康上の大きな問題として有史以来人間を悩ませ続けました。
頭痛、首の痛み、肩こり、肩の痛み、背部痛、腰痛、膝や足の痛みなど筋骨格系の障害や神経系の不調などです。
そこで、骨格のゆがみを脊椎マニピュレーション (アジャストメント)を主にした徒手治療、手技によって矯正し、人が生まれながらにして備えている自然の治癒力、INNATE INTELLIGENCE(人の先天的知能)を高める治療法がカイロプラクティックです。

・カイロプラクティックは、病気の原因を正す科学である。椎間孔を通過するところで圧迫されて、病気と呼ぶ機能異常を起こしている神経を開放する目的で、300ある人間の関節、特に脊椎のサブラクセーション(椎骨の変位)を手でアジャストメント(矯正)する芸術である。
(D.D.パーマー: カイロプラクティク創始者)

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・カイロプラクティックとは、人間の脊柱の諸関節を手によってのみ触診し調整する科学をいう。
(ハワイ州法規)

・カイロプラクティック業とは、人体における構造的なアンバランス、歪みまたはサブラクセーションを手技、または機械的な方法で発見、是正し、脊柱の整列、またはサブラクセーションに関連して神経障害が存在している場合、その影響を排除することを目的とする。
(ニューヨーク州法規)

動画を作成した日本カイロプラクターズ協会(JAC)は、石田カイロ院長の石田、副院長の石田達摩のふたりが所属している日本のカイロプラクティック業界の代表的団体です。

歴史

1895年9月18日、アメリカ・アイオワ州ダベンポートの町でダニエル・デービッド・パーマー(D.D.パーマー)の「手」によって西洋医学、東洋医学につづく第三の医療としてカイロプラクティックが創始されました。

脊椎を矯正する手技療法は古代エジプトの時代からすでに経験的には行われていましたが、脊柱と神経の関連に着目し、理論体系を築いたのがカイロプラクティックです。

カイロプラクティック誕生の背景には、次のような逸話があります。
D.D.パーマーが磁気治療師として開業していたとき、たまたま彼のオフィスで働いていた、リラード・ハーベイが難聴であることを知り、彼の背骨に大きな歪みを見つけました。そこで、テコの原理を利用し、手でその部位を押してみたところ、「ポキッ」という音とともに歪みが矯正され、リラードの難聴が除々に回復したそうです。

カイロの歴史

D.D.パーマーは、その偶然のできごとを友人の牧師サミュエル・H・ウィードに話したところ、ギリシャ語で「手」を意味するcheirと「技術」を意味するprakticosを合成した「カイロプラクティック」(chiropractic)という言葉が誕生しました。

カイロプラクティックの創始者
ダニエル・デビッド・パーマー (D.D.パーマー)について

カイロプラクティックの「創始者」D.D.パーマーは、1845年にカナダで生まれ、当時の哲学や科学を独学で学び、1865年にアイオワ州へ移り、教職に就いています。
そして1886年、かねて興味を抱いていた19世紀の哲学をもとに、磁気治療師としての第一歩を踏みだし、マニピュレーションを特定の脊椎部に施して、患者の体質や神経の機能を調整するという治療を行いました。

1896年には、パーマー磁気治療学校を設立。
息子バートレット・ジョシュア・パーマー(B.J.パーマー)にパーマー・カイロプラクティック学校を譲り、その後米国中にいくつものカイロプラクティック学校を設立し、1913年にロサンゼルスで亡くなりました。
パーマーが最も疑問に思ったのは、「なぜ同じ椅子に座ったり、同じ家で暮らしていながら、病気になる人とならない人がいるのだろう?同じ食事をし、同じ空気を吸っていながら、病気がちな人と健康な人がいるのはなぜなのか?」というものでした。
彼はサブラクセーションという言葉を用いて、脊椎の障害が病の根源であると説いています。さらにこの脊椎の不整が神経障害を引き起こすという考えが、パーマーの主張の最も重要な点でした。