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(血圧の左右の値が大きく違うとき)

IMG_9498  血圧の高い低いは、脳の視床下部と延髄から出る信号により、
  交感神経と副交感神経によってコントロールされています。

  交感神経の働きが勝ると血圧は上がり、副交感神経の方が勝る
  と血圧はさがります。

  でもここで、特に注目したいのが、血圧の左右差です。
  右腕と左腕、同時に血圧を測ると、通常、ほぼ同じ値が出ま
  す。差があったとしても、測定誤差の範囲内の10以下の値で
  す。

  ところが、場合によって、左右差が20から30、あるいはそれ
  以上もある場合があります。

  動脈瘤など器質的な異常がある場合は別ですが、血圧の左右差
は、脳神経の状態を示す指標のひとつで、たいていの場合、自律神経に問題があったり、神経的なストレスが原因の場合が多いようです。

以前、私自身、論文「顔面ポイント・タッピング調整(TFP)とインジュリ・リコール・テクニック(IRT)による血圧の変動と左右の差について」を作成時にも、松果体へのアプローチや胸郭への刺激など、いろいろと臨床で試させていただきましたが、今、一番効果的だと思って実践しているのが、IRT(インジュリ・リコール・テクニック)による扁桃体への刺激です。

これで、精神的なストレスを取り除いてやることで、血圧の左右の値が正常化することが多いです。