サッカー『忍びの術』巧みな体の使い方 (副院長より)
関西大学人間健康学部教授の小田伸午先生の文章がサンケイ新聞に掲載
されました。小田伸午先生というと、以前、京都大学におられたときか
らのお付き合いで、石田カイロのスタッフたちと京都大学の先生の授業
に参加させていただいたり、逆に、石田カイロの治療所までわざわざ先
生に来ていただいて講義していただいたことも。
その先生の文章がシリーズで掲載されていましたので、こちらのコーナ
ーで、シリーズでご紹介していきたいと思います。
ブラジル代表ネイマール選手
つま先走りではなく、足裏がフルフラット着地で力感がない。早く走っ
ていないようで、相手を置き去りにできる。動き出しの速さ、動作の起
こりが見えないので、相手が遅れてしまうのだ。ネイマールは球と相手
の間に右腕と体を入れるだけで、力んで当り返しにいかなかった。相手
が近づくとネイマールは力を抜く。着地した足を踏ん張るような体の使い方はしない。踏ん張ると逆に倒れたり、バランスを崩したりしてします。さらに右腕は空手チョップのように外に回旋(外旋)している。上腕が外旋した腕と背中はコンタクトが強く、相手の勢いを止めることができる。
フィジカルが強いというより、フィジカルリテラシー(体の使い方)がうまいのだ。これは、教えられたのではなく、子供のこれから自然と染み付いたものだと思う。
施術例のページの中に、サッカー中の熱中症のあとで発症したイップスについての記事があります。
興味のある方は、併せてご覧になってください。